お仕事で翻訳させていただいた英語の棒針編みパターンで、「Duplicate Stitch」というものが出てきました。初めて見たので備忘録として書き留めておきます。
メリヤス刺繍のことだった
Duplicate Stitchは、ざっくりいうとメリヤス編みの編地と同じになるようにあとから糸を刺繍する方法です。日本語では「メリヤス刺繍」という言い方が一般的です。Duplicateという単語は「複写する」とか「2重にする」という意味があるようです。
刺繍ですから、とじ針を使って行います。メリヤス編みの編地にそって後からメリヤス刺繍をすると、模様などがあたかも編み込まれているような見た目になります。簡単なカラーワークの一種といえますね。刺繍した部分は糸が2重になりますから、靴下のかかとの部分などの補強としても使用されるようです。
i-cordの端の処理として
今回は、トップダウンで編むセーターの仕上げとして、ネックラインをぐるっと1周i-cordでくるむという方法でした。
Sew together the i-cord edge using duplicate/kitchener stitches.
i-cordの端をメリヤス刺繍/メリヤスはぎで縫い合わせる。
こちらが実際に上記の方法を行っている動画です。
つなぎ目がきれいに見えますね。メリヤス刺繍(Duplicate Stitch)もメリヤスはぎ(kitchener stitches)も、針の運びは同じだと思うので、なぜ英語で2種類書かれているのかはわかりませんでした。
厳密には違いがあるかもしれないですね、、、
ということで、Duplicate Stitch=メリヤス刺繍として、また一つ知識が増えました。